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f24022006〇地租改正事業 能筆 明治新政府事業の一環新潟県が率先 24冊 全部240丁 新潟県 県令 楠本正隆宛 明治6年 越後国蒲原郡夏井村
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SK688*鉄道書籍 国鉄 蒸気機関車の角度 小寺康正 写真集 幾芸出版社(20241028)
6758円
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著 者 ☆ 泉鏡花
装 丁 ☆ 富岡永洗、多色刷り木版画表紙・見開き口絵
版 数 ☆ 初版
時 代 ☆ 明治34年4月19日
出版社 ☆ 春陽堂
サイズ ☆ 148 X 220 mm
コンディション ☆ 概ね良好
補 足 ☆ 生田敦夫(洗竹亭)旧蔵・識語原稿入り、保存用拵え帙付き、初だしの品でございます。
<商品についての解説>
泉鏡花の『通夜物語』、希少な元版本です。
☆生田敦夫先生からの要望で、原稿内容の写真は終了当日もしくは前日にアップして欲しいとのことですので、以後はそのようにさせていただきます。恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。☆
★★カバー・帯や函などの外装につきましては、付属している場合は記載いたしております。また、外装が揃っている場合は「完本」と記させていただきます。帯や外箱などの有無が不明な場合は記載いたしておりません。
版数は、「初版」「再版」の場合は記載しております。
保存状態につきましては、当方の主観ではありますが、可能な限り詳細に記すように努めております。
以上、ご理解願いたく存じます。★★
● 月曜日は、古美術・骨董品を出品いたしますので、ご興味いただければ幸いです。●
● 火曜日~木曜日・日曜祭日は、古書籍・古文書ほか紙物を出品いたします。●
● 金曜日と土曜日は、廉価出品をいたします。幅広い品目での出品を予定いたしておりますので、ご興味いただければ幸いです。●
★ 落札後は、落札日の翌々日までにご連絡願います。発送品の受け取り連絡につきましても、到着日の翌々日までにお願いいたします。★
★ 評価ご不要の方は、事前にご連絡願います。★
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◎◇◎ 古書籍・古美術 書肆 紫苑◎◇◎
★★★★★★★★★★★書籍提供をお願いしている、生田敦夫先生より★★★★★★★★★★★★
思い起こせば、少年時代に家庭内で起こった出来事で、父と数十年にわたる歪な関係が続いた。その父と三十数年前にようやく和解。その後は、親子の失くした時間を取り戻すかのようにお互い連絡を取り合い、時には杯を交えて文学を語り合い、日和に洛中の古書店を巡り、多くの時間を共にした。しかし親子の時間はそれほど残されていなかった。数年後に父はこの世を去る。
だが私にとって、晩年の父と共に、有意義な時を過ごせたことは、大きな喜びである。
私はそのころ、向日市(旧長岡京)の寓居で暮らし、日々、読書、保存修復、装丁、製本、書籍収集に明け暮れていた。
向日市は今でも、多くの竹林と風情が残るのどかな片田舎である。
そんなある日私は、父に屋号を考えて欲しいと伝えた。
数日後、私は「洗竹亭」を用いるようになる。
「洗竹」は、居士や草舎と同様の意味を持つ。
そのころ父は、馴染みの居酒屋カウンターで語っていた。
「書物は、個人から個人へ引き継がれるのが良い。無機質な一部の研究者向けの資料館で、死蔵されるようなものじゃあない。」・・・
三十数年前、富山県の老絵師アトリエから京都へ戻った私は、しばらくの間、母方亡祖父の家に暮らした。
その時期に母が「敦夫さん、面白いから読んでみて」と忘俣宏氏の著書をわたされた。
タイトルは覚えていないが、数行のくだりが印象深く残っている。
「文化芸術は、行政や博物館が残して行くものでは無く、表現者とコレクターが作り残して行くものだ。」
という内容だったと思う。
私もまったく同感である。
今では私も、六十代半ば。あのころの父に近き齢となった。光陰日々儚しかな・・・
泉鏡花コレクションは、三十数年前に、公開展示を望み、ご息女、泉名月さんが名誉館長をなさっていた金沢市の泉鏡花記念館に託した。
さて話は変わるがこの十数年、思いもよらぬ浮世のくだらぬ沙汰に巻き込まれ、私は半死半生の日々を過ごして来た。
今ようやく正気の日々を取り戻し、雑然と取り散らかった蔵書を前に、世に言う「終活」ならぬ「蒐割」をすることとした。
泉鏡花はもちろん、国木田独歩、幸田露伴、山田美妙、江見水蔭、岩野泡鳴、永井荷風、谷崎潤一郎、吉井勇ほか、好みの作家は手元に残し、マニアックな蔵書や、ダブって所持しているものを「書肆 紫苑」さんにお譲りいたし、世の愛書家・収集家諸氏のお手元に届けることとした。
老いてますます市井の空息苦しく、どうぞご理解願いたく、ご容赦、ご容赦。
令和五年神無月 記す
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